変形性肩関節症
変形性肩関節症
原因・症状
徐々に関節軟骨がすり減って、次第に関節が壊れていく疾患です。原因としては、年齢的な変化、大きな腱板断裂によるもの、反復性脱臼などの関節不安定性によるもの、関節リウマチなどがあります。はじめは肩を動かした時の軽い痛みから始まり、次第に夜間や安静時にも痛みが出て、腕が上がらなくなります。ひどくなると肩を動かした時にゴリゴリと音がするようになります。
診断
レントゲン撮影で、関節の隙間が狭くなっている程度、骨棘という骨の出っ張り、骨の擦り減り程度を調べます。骨が壊れた程度を判断するにはCT検査、腱板断裂の有無を見るためにMRI検査を行います。
治療
症状に応じて、痛み止めや湿布などの薬、関節内への注射(ステロイドやヒアルロン酸)を行います。腕が上がらない、力が入らないなどの機能的な問題を改善するためには人工関節に入れ替える手術が必要となります。