リハビリテーション部の紹介
リハビリテーション部
リハビリテーション部の紹介
当院7Fリハビリテーション室(左)と当院リハビリテーション部スタッフ(右)
当院7Fリハビリテーション室(上)と当院リハビリテーション部スタッフ(下)
当院のリハビリテーション部では、整形外科疾患・中枢神経疾患(脳卒中や脊髄損傷など)に対して幅広いリハビリテーションを実施しています。
関東が一望できる160㎡以上の広い運動空間のリハビリテーション室で、担当の理学療法士、作業療法士が患者さまひとりひとりに対し、個々に応じた運動療法や作業療法および体操指導を実施します。
当院のリハビリテーションの特徴は、病気や外傷によって失われた機能を取り戻すだけでなく、健康寿命の維持・延伸の観点から、発症または受傷前以上の日常生活動作(ADL)の獲得を目的としています。
当院7Fからの景観
理学療法
病気や外傷による身体の運動機能の低下に対して運動療法による治療を行い、痛みの軽減、関節の動く範囲の拡大、筋肉強化を行います。
また起き上がり動作をはじめ、座る、立つ、歩くなど日常生活に必要な基本動作の練習を行います。

作業療法
病気や外傷で服を着る、トイレに行く、字を書くなどの日常生活に支障がある方に対し、さまざまな活動を通し精神面・認知面・身体面の機能の活性化・ 維持を図り、ADLの拡大を行います。

リハビリテーション部活動報告
当院リハビリテーション部では、療法士を中心としたリハビリテーション専門職を対象に、各方面の先生方を招いて定期的に勉強会を開催し、スタッフの知識・技術の研さんに努めています。
学会活動
- 2015年
10月25日(日) 東京都理学療法士協会 第6回西多摩・南多摩ブロック学術集会
演題:「左人工膝関節置換術を施術した症例」
演者:理学療法士 山本 啓介演題:「腰部への疼痛を呈した第4腰椎骨粗しょう症性椎体圧潰術後の症例」
演者:理学療法士 佐藤 優樹- 2016年
2月14日(日) 東京都理学療法士協会 第5回西北部ブロック学術集会
演題:「機能的脚長差の改善により疼痛軽減が図れた腰椎分離すべり症の一症例」
演者:理学療法士 安本 彩乃3月2日(水) 回復期リハビリテーション病棟協会 第27回研究大会in沖縄
演題:「不良姿勢が改善した腰部脊柱管狭窄症の一症例」
演者:理学療法士 清水 智弥演題:「ベッドアップによる体幹傾斜角度の違いが体幹側腹筋に及ぼす影響」
演者:理学療法士 尾﨑 智之- 2017年
2月10日(金) 回復期リハビリテーション病棟協会 第29回研究大会in広島
演題:「腰椎変性すべり症に対する装具療法 -独歩再獲得を目指して-」
演者:理学療法士 小島 良平- 2018年
2月3日(土) 回復期リハビリテーション病棟協会 第31回研究大会in岩手
演題:「寛骨アライメントの左右差に着目した腰椎不安定症術後の理学療法」
演者:理学療法士 作田 拓也演題:「バランス能力が低下した第3腰椎圧迫骨折の一例 ~体幹深部筋の機能に着目して~」
演者:理学療法士 澤田 香菜子2月25日(日) 第13回東京都病院学会
演題:「ゆとり世代が考える、ゆとり世代だからこそできる新人教育」
演者:理学療法士 小島 良平- 2019年
2月22日(金) 回復期リハビリテーション病棟協会 第33回研究大会in舞浜・千葉
演題:「繰り返し発症した第1-4腰椎圧迫骨折の一例 -開眼時立位の重心動揺に着目して-」
演者:理学療法士 澤田 香菜子演題:「骨盤運動戦略の強化から歩容の改善を目指した頚髄不全損傷に対する理学療法」
演者:理学療法士 山﨑 裕貴演題:「右寛骨インフレアの誘導により慢性腰痛が改善した症例」
演者:理学療法士 佐藤 菜南子2月24日(日) 公益社団法人東京都理学療法士協会 第10回区東部・区東北部ブロック学術集会
演題:「左股関節外旋位の修正により筋・筋膜性腰痛が消失した症例」
演者:理学療法士 深水 剛演題:「足関節底屈筋の筋力増強により歩行持久力が向上した腰部脊柱管狭窄症の一例」
演者:理学療法士 鈴木 謙之- 2023年
2月26日(日) 第17回東京都病院学会
演題:「顎関節治療により跛行が改善したTKA後の一例」
演者:理学療法士 深水剛演題:「重度歩行障害に対する装具療法の有効性」
演者:理学療法士 石川裕介演題:「TKA後に膝関節外側スラストが残存した症例」
演者:理学療法士 荷見宏次郎演題:「大腿筋膜張筋の筋攣縮消失により跛行が改善した症例」
演者:理学療法士 板垣能武演題:「腸腰筋短縮の改善により靴下着脱動作を獲得した一例」
演者:理学療法士 比嘉一真
当院のリハビリテーション機器について
- レッドコード(Red Cord)
整形外科疾患(腰痛、頚部痛、肩痛、膝痛、骨折後のリハビリ治療など)や中枢神経疾患(脳卒中、脊髄損傷など)に対するリハビリテーションだけでなく、エクササイズなど幅広く使用されています。
スリングエクササイズによりロープを用いて身体の重力を免荷するだけでなく、身体バランスと筋バランスを調整することで動きを促し、より良いリハビリテーションを行うことができます。- ゲートビュー(Gait View)
足底の圧力分布が色と数値で表示されます。
立位静止時だけでなく歩行時の3次元的な動きも圧力中心線の表示により解析できます。
平衡機能検査、体のバランスのモニタリングも可能で、集計したデータを元にひとりひとりの患者さまにあったリハビリテーションを行っています。
リハビリ職員の声

職員インタビュー Aさん 理学療法士 2024年卒 入職1年目
- Q1 入職を決めた理由を教えてください。
病院見学に来た際に、理学療法士の方々の明るさ、活気に惹かれました。
また、米倉脊椎・関節病院は運動器疾患に対する経験を積む機会が多く、知識や技術を身に着けられると感じました。セラピストが患者様ひとりひとりに熱意を持って接しており、患者様に適したリハビリテーションを行うことができると思い、入職を決めました。- Q2 現在の業務内容を教えてください。
9:00~17:30までの業務で1日8~9人程度介入しています。回復期病棟では1人の患者様に対して2回介入を行っています。リハビリテーションの他には、係業務があります。
係業務では、リハビリを円滑に行うために必要な業務を分担しています。係業務は業務時間内に行うことができるため、時間外労働が少ないことが特徴です。
疾患としては、肩の腱板断裂、腰椎圧迫骨折、THA、TKAが多く見られます。- Q3 病院の雰囲気や魅力を教えてください。
米倉脊椎・関節病院は明るく活気のある病院です。
病棟は急性期、回復期があるため、1人のセラピストが一貫して同じ患者様のリハビリを行うことができます。私はこの点を魅力だと感じています。
また、セラピストの年齢層が比較的若いことが特徴であり、経験年数に関わらず多く交流があります。
プリセプター制度があるため、1年目でも先輩方への相談をしやすいことも魅力の一つだと思います。

職員インタビュー Hさん 理学療法士 2019年卒 入職5年目
- Q1 日々の業務で勉強になることや、やりがいに感じていることを教えてください。
当病院は名前のとおり、脊椎と関節に関する疾患の患者さんが多いです。急性期、回復期、維持期など、各フェーズで経過を終えるので勉強になります。
当院でリハビリテーションを受ける患者様は、他の医療機関で様々な手法のリハビリテーションを試したが改善しなかったという患者様が多いです。
そのような方にとって希望になれるような理学療法士を目指しています。- Q2 現在の業務内容を教えてください。
翌日のリハビリスケジュール作成、入院・退院処方の取り込み、シフト作成、後輩が行う新人指導の取りまとめ、スタッフごとにおける勤務時間の管理など多岐にわたります。マネジメント業務も行い、周りのスタッフがストレスなく快適に働けるように努めています。
- Q3 病院の雰囲気や魅力を教えてください。
とにかく明るい雰囲気が魅力です。
一緒に勤務しているリハビリスタッフは元気な方が多く、リハビリ室はいつも患者様の笑顔が絶えず、居心地が良いです。患者様から、リハビリ室に行くと元気が出るというご感想をいただくこともあります。
また、当法人には北区王子、足立区六町にクリニックがあります。希望があればクリニックで勤務することができます。地域によって年齢層や疾患が異なるので、たくさんの経験を積むことができます。